やよい本店の奥にカフェレストランがあるのをご存知でしょうか?
うなぎの寝床の廊下を進むと店頭の数寄屋造りからは想像もつかない、
訪れる人をやさしく包み込む北欧モダンな空間が広がっています。
今回はそんなやよいカフェについてご紹介します。
やよいカフェで使用している家具や照明は北欧デザイナーによるもので、本店の設計をされた
中村外二工務店の建築施工会社として設立された「興石」さんに設計を依頼しました。
興石さんは設立当初特注家具の製作を主要業務とされていましたが、翌年から北欧(デンマーク)から
厳選されたクオリティの高い家具の輸入販売へ業務を拡大されました。
デンマーク家具と日本の数寄屋造りには
・余分な装飾をなくした造形美
・洗練されたデザイン
・木の特性を生かすことによって生まれる耐久性
といった共通点があります。
木の温もりをこよなく愛し、木の特性を知り尽くし、優れた木工技術を持つ二つの国、日本とデンマーク。興石さんではこれらの両国のエッセンスを取り入れられた味わい深い家具を扱っておられます。
そこでカフェで使用している家具についていくつか紹介したいと思います。
カフェの椅子
カフェの椅子は J.L.Mollre(ジェイエルムラー)というデンマークの北欧を代表する家具ブランドのものです。ダイニングチェアのブランドとして名高く、滑らかで繊細な背もたれのカーブラインと先端に向かって細くなる脚が美しく印象的です。
体に馴染み、何世代先まで使える丈夫なつくりと厳正な素材選びから職人による仕上げに至る工程などが時代を超え、人気を博しています。
カフェのテーブル
テーブルも同じ木材を使用していますが、一番奥のテーブルだけは、アフリカのブビンガという木材を使用しており、特有の木目がアクセントになっています。
ブビンガは巨木の為、テーブル等家具で使用される他、和太鼓の胴にも使われるそうです。
カフェのライト
もう一つ紹介したいのがそのテーブルを照らしている louis poulsen(ルイスポールセン)という
デンマークの照明ブランドオリジナルのアンティークペンダントライトです。
光源の光は計算された手作りの三枚の乳白ガラスのシェード内面で反射され、
柔らかい光が豊かな雰囲気を生み出し、室内に上質な空間をもたらします。
想 い
カフェは「来られた方に安らぎや心地よさを感じていただきたい」
「おいしいものをお客さまに召し上がっていただきたい」という社長の想いでつくられました。
設計を興石さんに依頼されたのも木造でシャープなデザインがカフェの雰囲気と合うと感じたから。
北欧は日照時間が短く、家で過ごされる時間が長いので、家の中での生活を楽しむために家具へのこだわりが強く、シンプルなデザインで心地よさに重点を置いているという所も、カフェでお客さまにゆっくり過ごしていただきたいという想いと通じるものがあるので選ばれました。
そんな社長の想いが込められたカフェには、他にも真っ白な漆喰の壁に木目を残しながらも白っぽく塗装した特注の柱、フィンランド iittala(イッタラ)の小鳥のオブジェ、入り口横にあるシルバーと赤の竹など見所がたくさんあります。
ぜひ本店奥にあるカフェにもお立ち寄りいただき、ご覧ください。
時間を忘れさせてくれるようなくつろぎの空間でスタッフ一同お待ちしております。
[…] → やよい本店レポート更新~カフェについて~ […]