こんにちは。事務所とくながです。
暑さのきびしい京都では、建具替・打ち水・川に桟敷・川床など、暑い夏を快適に過すための涼の工夫がたくさんあります。
今回は五感で味わえる京の涼をご紹介しますね
凌霄花・百日紅・七竈・・・大らかで美しい夏の花。そして日増しに暑さが増していく中に、ほっと涼感を運んでくれる水辺には、蓮の花が彩りを添えてくれます。
関西花の寺の一つでもある『法金剛院』
「蓮の寺」とも云われ、世界中の蓮を集め、苑池や鉢に植えられています。
名勝に指定されている平安末期の池泉回遊式浄土庭園では、さまざまな種類のハスの花で見頃となる真夏の早朝に合わせて「観蓮会」が行われます。
庭園一帯に大賀ハスや即非蓮、王子蓮など約80種類のハスが色とりどりに次々と咲き競い、白やピンクの花の色と、緑が濃くなった葉が美しく、神々しい景色は、夏の暑さを一時忘れさせてくれそうでしょう
法金剛院以外でも三室戸寺・勧修寺などでも蓮の花を見る事が出来ますよ。
気温が上がる前の早朝の涼しく澄んだ空気のなか、極楽に咲くという蓮の花は清楚で、華麗で、暑い京都に涼を呼んでくれる景色。
それから、残念ながら実際に聞いた事はないのですが、蓮の花が咲く時に、ポンと音がするらしいのです。
いつもよりちょっと早起きをして、涼を感じにお出かけしてみませんか?
蓮の花が開く、ポンという音も聞こえたらいいですよね。
一度聞いてみたいと思います。
≪法金剛院≫観蓮会 7月9日~7月31日
大人400円、高校生以下300円