錦秋の頃を迎えました。
京の町は赤々と燃える紅葉のグラデーションや
銀杏の黄金の色彩に彩られています。
これから日々じゅうたんのように広がる散紅葉が地面を覆いつくし
また異なる趣で紅葉づくしの風情を楽しむことが出来ます。
そして・・・季節は秋から冬に移ろいます。
11月30日から始まる「吉例顔見興行」に先立ち
南座の正面で霜月の京にかかせない風物詩「まねき上げ」が行われます。
看板の文字は縁起が良いとされる『勘亭流』という書体です。
これは勘亭流の隙間ない太い文字には興行の満員大入りを願い、
文字のハネがすべて内向きにハネているのは、
お客様が会場に入ることへの願いが込められています。
まねき上げが終わると塩まき式が始まり、出演者が登場しますよ。
本年の顔見世は、六代目中村勘九郎の襲名披露とあり、
この「まねき上げ」に、勘九郎、七之助の参加が予定されています。
京の街を賑々しく彩る、恒例の「まねき上げ」は11月26日の9時頃からです!
ぜひお越し下さいませ。