本日より花灯路と並行し、高台寺、圓徳院にて春の夜間拝観が始まりました。
先日一足先に内覧会に行ってまいりましたので、その時の様子を少しご紹介致します。
東日本大震災から一年、復興を願い、東方の守り神である青龍が高台寺庭園に表現され色鮮や
かな光で彩られました。
方丈前庭の波心庭に制作された青龍は全長45メートル。寺の山林の間伐材を再利用した900枚
の板でうろこを表し、境内の屋根付き廊下「臥龍廊」の修復で出た古瓦200枚を背びれに使用し
ているそうです。
「青石」と呼ばれる石材を頭に見立て、雲海を力強く進む姿を色とりどりの照明が浮かび上がらせ
ていました。
高台寺に隣接する圓徳院では、乱世を己の力で統一した秀吉を表したとされる白龍図や、重要
文化財にもなっている長谷川等伯作、山水図襖などもご覧になれます。
巨岩大岩が配置された「北庭」 茶の湯の宗匠に化けて茶会に出席した「宗旦狐」
興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
いつもとは違う東山をお楽しみください☆