9月に入ってより不安定な気候が続いておりますが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか?
春の「やよいレポート」にてちりめんじゃこの「旬」は春と秋の2回ある事をご紹介させて頂きました。今日は再び「旬」を迎える「秋のしらす」について、レポートをさせて頂きたいと思います。
早春に旬を迎える「マイワシ」のしらすと、秋に旬を迎える「カタクチイワシ」のしらす、上質なちりめんじゃこの原料として欠かせないのは「カタクチイワシ」のしらすでございます。
秋、カタクチイワシのしらすは冬に備え小さな身体に脂を貯め、甘くふっくらと育ち、身が引き締まりより噛めば噛むほど旨味が感じられるしらすとなります。
旬のおいしいしらすは釜揚げし、秋のおだやかな太陽をたっぷり浴びて干し上げられ私達の手元へ運ばれます。天日干しのちりめんじゃこは太陽光による殺菌効果があり、旨味もギュッと凝縮されています。私達はそんな「ちりめんじゃこ」一匹一匹の「大きさ」と「形」にまでこだわって仕入れをおこなっております。この小さな「一匹」の大きさと形が、口に入れた時の食感を生むからです。
私達は一匹一匹のちりめんじゃこの「ふくよかさ」を大切に、毎日精進し「おじゃこ」を炊き上げております。
これからがちりめんじゃこの最もおいしくなる季節でございます。
私たちにとって、とても楽しみな季節であります。
本日の食事のお供にぜひ「おじゃこ」をご賞味下さい。
2015年 初秋 調理課一同より